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共同通信
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【リビウ共同】ウクライナ南東部の激戦地マリウポリのボイチェンコ市長が18日、オンラインで記者会見した。ロシア側の攻撃で水道や電力インフラが破壊された街に市民10万人以上が取り残されており、夏にかけて衛生状態悪化でコレラや赤痢が流行し「人道危機」を招く恐れがあると懸念を示した。
市民の継続的な避難が重要だと強調し、ウクライナ政府が国連や赤十字国際委員会(ICRC)と協力し、ロシア側と交渉を続けているとした。同市のアゾフスターリ製鉄所から退避した兵士の引き渡しにロシア側が難色を示しているとされることに関しては「敏感な問題」だとしてコメントを避けた。