「センチュリー21」、来年春復活
WTC向かい旧店舗に4フロア
パンデミックの影響で2年前に廃業に追い込まれた老舗ディスカウントデパート「センチュリー21」が、2023年春に再び営業を開始する。マンハッタン区ダウンタウンの世界貿易センター(WTC)向かいの旧店舗(コートランドストリート22番地)に、再オープンする。CNNが17日、報じた。
1961年創業の家族経営のディスカウントデパートチェーンであるセンチュリー21は、デザイナーズブランドを割引価格で販売してきた。人気テレビドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」などのポップカルチャーに登場したことで国際的な知名度が高まった。
リニューアルオープンする店舗では以前と同様、メンズ、レディース、キッズのデザイナーズアパレルをはじめ、靴やアウターウェア、ハンドバッグ、アクセサリー、香水などを幅広く販売する予定だ。ただし、閉鎖前の7フロアから4フロアへと規模は大幅に縮小する。また、同店のロゴには「NYC」の文字が加えられる。
廃業前のセンチュリー21は、ニューヨーク市と周辺を中心に13店舗を展開。1400人以上の従業員を抱えていたものの、20年9月、事業中断保険の未払いにより破綻した。創設者のギンディ一家は20年の破産手続き中に、900万ドルで知的財産を買い戻していた。
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