VMAアワードで感動のスピーチ お騒がせマイリー、若年ホームレス支援

 過去1年間で話題となったミュージックビデオを表彰するミュージックビデオの祭典「ミュージック・ビデオ・アワード(VMA)」が24日、カリフォルニア州イングルウッドで開催された。
 ニッキー・ミナージュさんのバックダンサーがリハーサル中に大型のヘビに噛まれ病院に運ばれたり、ヒップホップ界の重鎮シュグ・ナイトさんが、同日の朝にクリス・ブラウンさん主催で行われた余興パーティーで銃で撃たれるなど、何かと騒がしい幕開けとなったことしのVMAだが、歌手のマイリー・サイラスさんの受賞スピーチが話題となっている。
 サイラスさんは自身の楽曲「Wrecking Ball」で、8つの賞にノミネートされたビヨンセさんを抑え年間最優秀ミュージックビデオ賞を受賞した。サイラスさんは受賞スピーチの際、カリフォルニアに住む若年ホームレス(homeless youth)のジェシーさんをステージに送り、若年ホームレスの実態を認知してもらうべく、その大半の時間をジェシーさんのスピーチに充てた。
 ジェシーさんは、「僕はホームレスシェルターで生き延びてきた。普通の人々にとって僕は見えない存在だったかも知れないが、今夜ここにいるみんなと同じようにたくさんの夢がある」と受賞スピーチの場で語り、「一人で見る夢はただの夢に過ぎない。しかし、誰かがそばに居ればその夢は叶う」と述べた。
 またジェシーさんは、サイラスさんがハリウッドのホームレス・シェルター「マイ・フレンズ・プレイス」へのサポートを表明した、「Prizeo campaign」についても触れた。
 「Prizeo campaign」とは、セレブの名声とソーシャルメディアの力を活用し、特典付きチャリティーという形で世界中の人々の寄付を募るもの。今回は、www.prizeo.com/mileyから5ドル寄付すると、当選者は9月28日にブラジルのリオ・デジャネイロで行われるサイラスさんのコンサートに招待されるという。