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共同通信
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自民党は夏の参院選山形選挙区(改選数1)に独自候補を擁立する方針を固めた。政策協議を通じて関係を強める国民民主党に配慮し、32ある改選1人区で唯一、擁立見送りに向けた調整をしていたが、地元県連の反発を受けて対応を見直す。党総裁の岸田文雄首相も了承した。元山形県議の大内理加氏を軸に人選を急ぐ。複数の関係者が20日、明らかにした。
山形選挙区は、3選を目指す国民の舟山康江副代表が出馬を予定している。自民県連では、舟山氏とこれまで戦ってきた経緯から独自候補の擁立見送りに異論が根強い。舟山氏は野党候補として参院選に臨む立場を鮮明にしている。