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資金難の米郵政公社(USPS)は10日、通販サイト「アマゾン・ドットコム」と提携し、カリフォルニア州ロサンゼルス市およびニュージャージー州とコネチカット州の一部を含むニューヨーク州のメトロポリタンエリア限定で、同社の商品の日曜配達を開始したと発表した。
2014年にはテキサス州ダラス市やヒューストン市、ルイジアナ州ニューオリンズ市などにもサービスを拡大する予定。
同サービスは、年会費を支払っているアマゾンのプライムメンバー限定で提供される。小口貨物輸送のUPSやフェデックスは日曜日の配達サービスを行っていないため、本来ならこれらの会社により月曜に配達されるはずの商品のいくつかは、今後、USPSにより日曜配達されることとなる。
USPSは今後、同様の契約を他社とも結ぶ予定で、1860億ドルといわれるインターネット通信販売(eコマース)市場において大きな役割を占めることが期待される。
USPSによると、小包の配達は高い利益をもたらすが、普通郵便全般、特に土曜日の配達は採算が取れず赤字傾向にあるため、土曜日の配達を廃止するための法案が提出されたが、可決には至らなかった。
USPSは昨年、約160億ドルの損失を出している。
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