ニューヨーク市警察(NYPD)は24日、ブルックリン橋のメインケーブルに登り写真撮影をしたとして、ロシア人観光客のヤロスラフ・コルチン(24)を逮捕した。
NYPDの発表によると、コルチン容疑者は橋のブルックリン側から橋塔に繋がっているメインケーブルによじ登り、スリルを求め水面から276フィートの高さの橋の主塔頂上まで登ったという。
コルチン容疑者は橋の頂上へ到達した後、柱を行ったり来たりしながら自分の携帯電話で写真撮影していた。これを受け、警官だけでなく港湾部及び航空部までが出動する騒ぎとなり、観光客で賑わう日曜午後のブルックリン橋は一時騒然となった。コルチン容疑者はその後、柱から降りてきたところで警察に身柄を拘束された。NYPDによると、コルチン容疑者は不法侵入や無謀危険行為などの罪で起訴される予定。
ブルックリン橋では7月にも、橋に掲げられている星条旗が白い旗に取り換えられる事件が起きたばかり。この事件は後にドイツ人芸術家2人が「自分たちの芸術作品だ」と声明文を発表し、取り替えられた星条旗は米国には帰されたというが、NYPDは未だ同旗を発見していない。