不景気の影響か遊び心からか、近年「マクドナルド」や「ダンキンドーナツ」などのファーストフード店でカジュアルな結婚式を挙げるカップルが増えている。
ハンバーガーチェーン「ホワイトキャッスル」のニュージャージー州の店舗で昨年結婚式を挙げたカップルは、新婦は紙製の飾りを頭に乗せ、祝宴の食事は同店名物のミニハンバーガーとフライドポテトだった。2005年に同州ハッケンサック市のダンキンドーナツで結婚式を挙げたカップルは、新郎が同店のテイクアウト用の箱を使ってプロポーズしたことをきっかけに、同店での挙式を決めたという。
また、香港のマクドナルドは2年前から同チェーン店舗での結婚式を受け付けており、50人分の食事、ディスプレイ用のアップルパイ、結婚指輪の形をしたバルーンなどを含む2時間の結婚式が僅か1290ドルで挙げられる。同社は、香港以外の15の店舗で同様のサービスを開始すると発表したが、米国での開始時期については明らかにされていない。
ウエディング関連サイト「ザ・ノット・ドット・コム」によると、米国での挙式にかかる費用の平均総額は3万ドルといわれているが、マンハッタン区では8万6916ドルだという。