「何年たっても想い変わらず」

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共同通信
土師淳君の父守さん=10日、神戸市

 1997年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件で、小学6年の土師淳君=当時(11)=が殺害されてから24日で25年となるのに合わせ、父守さん(66)が「25年という年月は嵐のように過ぎ去った。何年たとうとも、子供への想いは変わることはない」との手記を報道機関に寄せた。

 手記では「何故、次男の命が奪われなければいけなかったのか、納得する解答を求め続けている」とし、加害者の男性(39)について「私たちの問いに答える義務がある」などと記した。

 守さんは「全国犯罪被害者の会(あすの会)」(2018年解散)の幹事として、犯罪被害者等基本法の成立などを実現させた。