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共同通信
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北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、専門業者「日本サルヴェージ」は25日、えい航中に水深182メートルの海底に落下したカズワンを再びつり上げるため、「スリング」と呼ばれるナイロン製の帯を取り付ける作業を始めた。深い海で作業ができる「飽和潜水」のダイバーは用いず、無人潜水機を使う。取り付けを終えれば、26日にも海面に浮き上がらせる。
海面に上げた後は「横抱き」と呼ばれる手法で作業船「海進」の側面に固定。海進はいかりを下ろせる浅い海域に移動後、クレーンでカズワンを引き揚げ、船上に載せる。