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ニューヨーク市議会は8日、新しい市議会議長に、イーストハーレム地区選出の民主党市会議員、メリッサ・マーク・ビベリト氏(44歳)を満場一致で選出した。ビベリト氏は、ビル・デ・ブラシオ市長と友好関係にあり、市長はこれまでビベリト氏支持の姿勢を示し、議員に働きかけていた。
同氏の就任が決まると、市長は、「我々は良く似た価値観と目標を持っている」と語った。市長同様に「不平等」の解消を目指すビベリト氏は、手頃な価格の住宅の建設、教育制度の改善、財政難に陥った市民の救済、最低賃金の引き上げなどを誓った。
議会の議題の設定、議会に提出する条例案の選択、委員長をはじめとする重要な人選などの権限を与えられる議長候補となるにあたり、倫理面での調査を受けたビベリト氏は、市利益相反委員会で賃貸料所得の開示義務を怠ったことを認めたが、「うっかりしたミスだった」と故意ではなかったことを主張。市長もこれを擁護した。
ライバル候補であったマンハッタン東地区選出の市議会議員、ダン・ガロドニック氏(41歳)は同日、敗北を認め、ビベリト氏を「頭の切れる、情熱に溢れた公務員だ」と称え、市民のための健全で信頼のおける行政を確立できるよう、議長に協力を惜しまないとの声明を発表した。
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