中国、習氏「人権で干渉するな」

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共同通信

 【北京、ワシントン共同】中国の習近平国家主席は25日、新疆ウイグル自治区を訪問予定のバチェレ国連人権高等弁務官とオンラインで会談し「人権を口実に他国の内政に干渉してはいけない」と訴え、少数民族ウイグル族の人権問題を巡り独立調査のような姿勢で臨まないようけん制した。共産党機関紙、人民日報(電子版)が伝えた。

 米国務省のプライス報道官は24日の記者会見で、バチェレ氏について、中国政府に行動制限される可能性があるにもかかわらず新疆訪問を決めたことは「間違い」だと批判。人権侵害は起きていないとする中国側の宣伝に利用されることを警戒している。