投げる消火用具、根拠なし

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共同通信
広告などの表示に根拠がないとされた、火に投げ入れて使う消火用具=25日午後、東京都千代田区

 火に投げ入れて簡単に消火できるとうたった、ボール型やペットボトル型の消火用具の広告には根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は25日までに販売した5社に再発防止命令を出した。命令は24、25日付。

 消費者庁によると、命令を受けたのは消防用具を製造、販売する「ボネックス」(埼玉県新座市)、「ファイテック」(愛知県大口町)、「メディプラン」(岡山市)など5社。

 いずれの会社も、天井に炎が届くほどの火災を商品一つで消火できると、ウェブサイトやパッケージに表示。5社が提出した実験動画などには、合理的な根拠を示すものがなかった。