ニューヨーク育英学園(ニュージャージー州イングルウッドクリフス 全日制部門 園児・児童数166名)では8月22日、創立35周年を祝して記念式典が行われた。当日は来賓と同学園職員を合わせ数十人が参加した。
冒頭の挨拶の中で岡本徹学園長より、これまで各方面から同学園を支援してくれた人々への感謝の意が伝えられた。創立者である丹羽美代子初代学園長の「よい子の学園」の当時の様子や、他界後の苦労話も披露され、これからの人材育成のため、学園は使命感を持って前進していきたいとの決意が述べられた。
理事会を代表して国際連合児童基金ユニセフ本部顧問である吉田礼三氏が挨拶。来賓を代表して在ニューヨーク日本国総領事館領事部長青柳芳克氏より祝辞が述べられ、乾杯の際には国際ジャーナリストで同学園理事である岩本蘭子氏が音頭をとった。
また、記念演奏会として世界でも数少ない古代のハープである箜篌(くご)の演奏家である菅原朋子氏によるミニコンサートのほか、「国際感覚とは何か」というテーマに沿って、コミュニケーションセラピストで同学園アドバイザーでもあるカニングハム久子氏の基調講演が行われた。
記念式典は同学園総合ディレクター上妻雅浩事務局長による閉式の辞をもって、盛大な拍手の中で幕を閉じた。