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共同通信
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【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州の高裁は26日、トランプ前米大統領の関連企業による民事の詐欺案件に絡み、トランプ氏と長男ジュニア氏、長女イバンカ氏の3人に召喚と宣誓供述を命じた州地裁の判断を支持し、3人の異議申し立てを棄却した。3人は州最高裁に上訴する可能性がある。
召喚はジェームズ州司法長官が請求した。州地裁は2月17日、3人に対し、3週間以内に宣誓供述に応じるよう命令。3人は同月28日、民事での宣誓供述が刑事事件に利用される恐れがあるとして異議を申し立てたが、高裁は「刑事捜査があるからといって、民事の調べが免除されることはない」と指摘した。