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共同通信
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農林水産省が27日発表した2021年の漁業・養殖業生産統計によると、養殖を含む漁獲量は前年比1.4%減の417万3千トンだった。比較可能な1956年以降で最低を更新した。魚種別では、サンマやスルメイカ、タコ類が最低となった。
近年は、ピークだった84年(1281万6千トン)の3割程度の水準で推移している。地球温暖化で産卵場所が餌の少ない沖合に移動したことや、外国漁船の増加などによる資源量の減少が指摘されている。水産庁は資源回復に向けて管理強化を進めている。