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2014.02.11 NEWS

「ラガーディアはまるで第三世界」 副大統領、NYの空港を揶揄

 ジョー・バイデン副大統領は6日、フィラデルフィアで行われたイベントでのスピーチで、クイーンズ区にあるラガーディア空港を「第三世界の空港のようだ」と揶揄し、一部から不評を買った。
 アムトラック社が導入開始する最新エンジンの発表会でのスピーチで副大統領は、「もし誰かに目隠しをして、夜中の2時に香港の空港へ連れて行き、ここはどこだと思うかと尋ねたら、米国だと答えるだろう。だが、ラガーディア空港に連れて行ったとしたら、きっとどこか第三世界の国に違いないと答えるだろう」と、老朽化した時代遅れの同空港を揶揄する発言をした。
 空港施設の改善に取り組む非営利団体グローバル・ゲータウェイ・アライアンスの代表ジョセフ・シット氏はこの発言に対し、「我々の仕事は非難することではなく、投資し、世界に誇る市や地域にふさわしい空港作りに尽力することだ」と不快感をあらわにした。
 同空港は全米でもっとも利用者数の多い空港のひとつで、2012年の調査によると1日2500万人以上が利用している。だが、メーンターミナルが殺風景なうえ狭いと、しばしば批判を浴びている。
 ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は先月、州が総額36億ドルを投じて同空港の大規模改修を行う計画を発表している。

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