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ニューヨーク州検事総長のエリック・シュナイダーマン氏は9日までに、強制捜査により、闘鶏賭博に関わっていた70人を拘束、3000羽におよぶ鶏を押収したと発表した。闘鶏をめぐる摘発においては、ニューヨーク州最大規模となる。
これは州検事局組織犯罪特捜部による「オペレーション・アングリーバード」と名付けられた同取締作戦の一環で、8日、クイーンズ区ジャマイカにある建物の地下室で約70人の身柄を拘束した。ほとんどはすぐに釈放されたが、試合に雄鶏を持ち込んだ男ら6人は、動物虐待罪などで起訴された。
また同日、ブルックリン区セントラル通りにあるペットショップの地下でも、闘鶏賭博を主催した男が逮捕されている。特捜部は、州警察、米国土安全保障省、米動物虐待防止協会(ASPCA)の協力を得て、2カ所から115羽の鶏を押収。これらの鶏は身体にかみそりが付けられ、小さな鳥かごに入れられていた。
9日には、同州アップステートのプラットキルでも同様の容疑で2人が逮捕され、この2日間で押収された鶏は合計3000羽に上った。
闘鶏を観戦するためには入場料を支払い、最高1万ドルを賭ける者もいた。試合は、どちらか一方の鶏が死亡するまで続けられるという。
会場では警備が厳しく、所持品検査が行われていた。闘鶏は昨年の5月から隔月で行われており、特捜部が監視を続けていた。
現在、全米50州すべてにおいて、闘鶏賭博は違法とされている。
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