マンハッタン区のタイムズスクエアで4日、ファストフード店の従業員によるデモが行われ、腕を組み合って座り込みをしていた19人のデモ参加者が公務執行妨害の容疑で逮捕された。
およそ400人のデモ参加者は、時給15ドルへの賃金引き上げとファストフード店従業員組合を求め、サインを掲げスローガンを繰り返しながら7番街と8番街の40〜42丁目を繰り返し行進した。
デモの先頭近くで行進したゲイル・ブルアー区長は、「多くの従業員は、我々が考えているパートタイム従業員や高校生のアルバイトではなく、家族を養っているフルタイムの従業員であり、賃上げは必要だと思う」とデモの参加理由を語った。
このデモは全米150都市で同時開催された「ファイト・フォー・15ドル」キャンペーンで、ファストフード店従業員抗議活動の一環として行われ、マクドナルドのほか、タコ・ベル、ウェンディーズなどの従業員が参加した。
同活動は、サービス業従業員国際組合などから資金援助を受けており、クオモ知事のライバルであったゼファー・テーチアウト氏もその支持者の一人。
デモに参加した従業員らの賃金は時給およそ8~9ドルで、「10億ドル産業で働いているのに」と不満を訴える声が聞かれた。