高架鉄道跡を利用した空中公園「ハイライン」の管理運営団体フレンズ・オブ・ハイラインの関係者は4日、公園拡張の最終段階である第3セクションの工事が、今月末に完成することを発表した。
同セクションは「ハイライン・アット・ザ・レイルヤーズ」と呼ばれ、30丁目と10番街から西へ伸び、34丁目と12番街付近まで公園が続く。
今回の最終拡張工事が完成すると、ハイライン公園はチェルシー地区34丁目からミートパッキング地区ガンズボアート通りまで続き、長さ1マイルの都市公園となる。
9月21日には公園の30丁目付近でオープニングセレモニーが行われ、その後、一週間にわたりさまざまなイベントが開催される予定だ。
同団体のジョシュア・デイビット会長は「市民や市関係者など、公共スペースのあるべき姿を実現したいと集まった人々の努力によりこのプロジェクトは完成した。これに関わったすべての人と完成を祝いたい」と述べた。
同公園は2009年のオープン以来、毎年観光客や市民400万人が訪れる人気スポットと。また、都市公園として再開発されて以来、周辺の不動産開発も活発となり、住宅や商業ビルの建設が現在も進んでいる。