ファッションウイークでも活躍する人気メイクアップアーティスト
ここニューヨークでは、「ニューヨーク・ファッションウイーク2014秋冬コレクション」が今月13日、盛況のうちに幕を閉じた。デザイナーが発表する新作ラインの中で、ヘアやメイクはとても大きな意味を持つ。そんな中、世界中が注目するその舞台で、数多くのデザイナーから指名された日本人メイクアップアーティストがいる──Aya Kudo氏だ。
大学の理工学部出身というちょっと変わった経歴を持ち、日本では、ファッションマガジン装苑や東京コレクションなどのファッションショー、タレントなどを数多く手掛け、メイクの大会で2度の優勝に輝いた。
個性を生かしつつ、エッジを効かせたメイクアップが得意で、ニューヨークに拠点を移し、これまでに5回のファッションウイークを経験。今シーズンは、20以上のショーに関わったという。おそらく、日本人メイクアップアーティストの中で、もっとも忙しいひとりだったに違いない。
「基本的にショーのオファーを受けてからデザイナーのコンセプトやイメージなどを聞き、実際にテストメイクを何度も重ねて、話し合いながら本番でのメイクを決定していく」というファッションショーの世界。もちろんブランドにより違いはあり、アート系の強烈さが求められることもあるが、基本的に最近の傾向は、「よりファッションが際立つナチュラルメイク」だと、Aya氏は語る。日常的に「なりたい自分になる」ための素顔のようなナチュナルメイクも、お手のものだ。
季節により移り変わる空の色──日々の生活からそういうものを敏感に感じ取り、心を磨いているAya氏は、ニューヨークで活躍する日本発信のブランドを盛り上げながらも、「いつかは、自分自身のコスメティック・カンパニーを持ちたい。私の持っている技術を教え、最終的に私のスタイルが世の中に残れば…」と、さらなる未来に想いを馳せた。
Aya Kudo氏に対する問い合わせ・予約は、「SEI-TOMOKO SALON」へ。
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