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流行のレストランで食事をしたいけれど、待つのは大嫌い—そんなニューヨーカーの救世主となるかもしれないiPhoneアプリが登場した。
昨年コロンビア大学を卒業したばかりのザカリア・レイタノ氏が開発したiPhoneアプリ「シャウト(Shout)」は、レストランの予約を売買できるプラットフォームだ。
まず、不要になったレストラン予約を売りたいユーザーが、予約をしてあるレストランの詳細と日時、希望の売値を明記して投稿する。すると、その予約を買いたいユーザーが売り手にメッセージを送り、価格などを直接交渉して、予約を買い取ることができるという仕組みだ。予約販売料の決済は、アプリが提供するクレジットカード支払いシステムで行うことができる。
ことし1月のサービス開始以来、ユーザーからの反応も好調で、さまざまなレストランの予約の売買が成立している。価格は店によって異なり、たとえばミシュランで1つ星を獲得したマンハッタン区イーストビレッジの有名店「スポッテッド・ピッグ」は30ドル、ブランチに定評のある「プルーン」は15ドル、人気ラーメン店「一風堂」は20ドルで、それぞれ予約が売買されている。
また、クロワッサンとドーナツを掛け合わせた新感覚デザート「クロナッツ」が旋風を巻き起こし、連日長蛇の列ができている「ドミニク・アンセル・ベーカーリー」の予約を、20ドルで買ったユーザーもいる。
予約を買いたいユーザーは売り手の投稿を待つだけではなく、希望の日時や場所を投稿して売り手を待つこともできる。
あるユーザーは、「待ち時間がないというのは、素晴らしいアイデア。待つのが嫌いなニューヨーカーにぴったりだ」と話している。
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