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年に一度のニューヨーク最大級の食品見本市「国際レストラン&フードサービスショー」がことしも1日〜3日まで、マンハッタン区のジャビッツセンターで開催された。今回も日本食を多角的に紹介する「ジャパン・パビリオン」が設けられ大反響を呼んだが、中でも「うま味」に特に注目が集まっていた。
甘味、塩味、酸味、苦味に加え、“第5の味覚”として日本食には欠かせない基本味である、このうま味。日本では100年前に発見されたが、欧米ではなかなか味覚としては認知されなかったものの、昨今の日本食ブームの影響もあり、「うま味」が持つ無限の可能性に気付き始めた料理人は数多い。
今回、日本レストラン海外普及推進機構(JRO)が仕掛けた「うま味パビリオン」では、うま味の魅力を探るというコンセプトのもと、和牛やラーメン、日本酒などがカテゴリー別に紹介された。
また調理デモンストレーションや、うま味を活かした料理バトルも行われ、会場を賑わせた。
この他にも、全国商工会連合会(CFSCIJ)が日本の伝統的な食材を取り扱う中小企業の海外進出を支援する目的で立ち上げた「Takumi Japan(匠ジャパン)」が初出展。醤油やソースなど各種調味料をはじめ、きな粉や麺などの食品類、茶、日本酒など、高品質の日本ブランドが多数、紹介された。
CFSCIJの土井和雄課長は「中小企業が手掛ける製品はどれも素晴らしいこだわりがあるので、それらを大切にしていきたい」と言及。また「日本の伝統や技術、味を海外に広く伝えたい。そして、それらを現地の方々がどうアレンジしていくのか、今後が楽しみ」だと語った。
会場では他に、ニューヨーク州のフード業者が一堂に会す「プライド・オブ・ニューヨーク」が人気を博していた。また、健康志向の高まりを受け、グルテンフリーなどの健康食品を紹介する「ヘルシー・パビリオン」も、過去最大規模で展開されていた。
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