兵士返せとアゾフ連隊家族

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所でロシア軍に最後まで抗戦した末、事実上投降したウクライナ内務省系軍事組織「アゾフ連隊」の兵士らの家族が30日、首都キーウ(キエフ)で記者会見した。「製鉄所脱出以来、消息が分からない。早期に帰還させてほしい」と、国際社会に支援を求めた。

 ウクライナ軍は17日、製鉄所での「戦闘任務完了」を表明し、兵士はロシア側支配地域へ向かった。ロシア側は2千人超が捕虜になったと主張、連隊を「犯罪者」とみなし、裁判にかけるべきとの意見も出ている。

 連隊兵士の妻ナタルカ・ザリツカさんは、早期帰還へ支援を訴えた。