米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)が4日開幕したが、これを心待ちにしていたのは男性ファンばかりではない。米紙ニューヨーク・デイリーニュースは、ウェブ上で架空のチームを運営して競い合う、ファンタジーフットボールに参加する女性ファンが年々増加していると伝た。
ある調査では、ファンタジーフットボールの参加者のうち女性ファンはおよそ2割。ファンタジースポーツのウェブサイト、ファンタジー・スポーツ・トレード・アソシエーションの調べによると、昨年度の女性参加者の数は640万人で、一年間で46万人も増加したという。
ファンタジースポーツは、米国では愛好者が3600万人を超えるといわれており、中でもフットボールは野球に次いで2番目に人気がある。参加者は実際のNFLプレイヤーから好きな選手を選んで“仮想チーム”を編成し、各選手の実際の成績に応じて加算されるポイント数を競い合う。実際のチーム作り同様にルールや制約があり、さまざまなデータを収集分析することが必要とされる。
ゲームの魅力について女性ファンからは、「夫と競い合うことができとても楽しい」「女友達や母親、姉妹と、家事や子育て以外にも話すことがあるのは素晴らしい」といった声が挙がっている。