東部要衝「ロシア軍が大半支配」

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共同通信

 【キーウ共同】ロシア軍の制圧が進むウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は5月31日、同州最後の抵抗拠点となっている要衝セベロドネツク市について「大半の地域がロシアに支配された」と地元テレビに語った。包囲はされていないが、激しい攻撃で市民の避難や人道支援物資の搬入ができないと述べた。米紙WSJは31日、バイデン米政権が射程40マイル(約64キロ)超の誘導型多連装ロケットシステム供与を検討していると伝えた。

 ガイダイ氏はまた、ロシア軍がセベロドネツクにある化学工場の硝酸タンクを空爆したと明らかにした。基幹インフラはほぼ100%破壊されたという。