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共同通信
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【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」は2日の閣僚級会合で、これまでの計画より増産ペースを拡大することで合意した。エネルギー価格高騰により、消費国が求めてきた追加増産に応じる。米欧などの経済制裁でロシアの生産量が落ち込む中、サウジアラビアなど余力のある国が一部穴埋めする見通しだ。
7月と8月の増産幅を6月の日量43万2千バレルからそれぞれ日量64万8千バレルに引き上げる。
ただ、2日のニューヨーク原油先物相場は、終値として約3カ月ぶりの高値を付けた。市場では、合意に伴う増産が小幅との受け止めが広がった。