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共同通信
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【ベルリン共同】ドイツ連邦議会(下院)は3日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた軍備増強に向け、国防費として1千億ユーロ(約14兆円)を拠出するための基本法(憲法)改正案を可決し、特別基金の創設を承認した。ドイツの国防費はNATO加盟国が目標とするGDP比2%超に拡大する。
ロイター通信によると、ロシア外務省のザハロワ情報局長は3日、ドイツが「再び軍事国家化している」と非難し、欧州の安全保障上のリスクを増大させると指摘した。
ドイツメディアによると、国防費は過去20年間、GDPの1.1~1.4%で推移。米国などから低水準のドイツへの批判が上がっていた。