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共同通信
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政府は4日、中国の海洋調査船が沖縄県・石垣島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で同意なく科学的調査を実施した可能性があるとみて、中国側に抗議した。外務省が発表した。
外務省によると、現場は石垣島の北約73キロの東シナ海。付近には、中国が領有権を主張する尖閣諸島が位置する。海上保安庁は4日午後、中国の海洋調査船「東方紅3」が、クレーンで機器を海中に投下したのを確認した。
政府は外交ルートを通じ「日本の同意を得ておらず、海洋の科学的調査を実施しているのであれば極めて遺憾だ」と伝達し、即時中止を求めた。