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ニューヨーク市警察(NYPD)の最新の統計によると、市内における発砲事件が増加している。
ことしに入ってから起きた発砲事件数自体は、昨年同時期と比較して約1%減少しているものの、過去28日間に限れば同時期比30%増と、急増している。
同統計によると、特にブルックリン区での増加が著しく、市の発砲事件全体の3分の1が、イーストニューヨークの一部を管轄する第73分署で起きている。同地区ではことしに入ってから4月6日までに、昨年同時期より10件多い24件の発砲事件が発生している。13日までの28日間では、発砲事件は66件から70件へと6%増加。ことしに入ってから同日までの犠牲者は、昨年の76人から12%増の85人だった。
NYPDの広報官ステフェン・デービス氏によると、発砲事件の増加の背景には、①気温が温暖になってきたこと②ブルックリン区を中心に、非行集団の活動が著しく活発になっていること—が挙げられるという。
14日夜には、13歳の少年がギャング組織間の銃撃戦に巻き込まれ、頭部に流れ弾を受ける事件が起きている。少年は病院で手当てを受け一命を取り留めたが、眼球を損傷した。
監視カメラが一連の犯行を捉えており、警察は現在も容疑者の行方を追っている。
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