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共同通信
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機はやぶさ2が2020年に持ち帰った小惑星りゅうぐうの砂などの試料から、有機物のアミノ酸が検出されたことが6日、関係者への取材で分かった。文部科学省によると、検出されたアミノ酸は20種類以上。生命にとって極めて重要な物質で、生命誕生の謎を解明する大きな手掛かりとなることが期待される。
りゅうぐうの探査は、太陽系の起源や生命の謎を解き明かすことを目標に実施。はやぶさ2は小惑星の表面や地下から物質を採取し、計約5.4グラムを持ち帰った。これまでの解析では水や有機物の存在を示唆するデータも得られている。