RELATED POST
ニューヨーク市を拠点に活動するセレブシェフのグループが、「公立学校のランチを無料にするべき」だと、同市のビル・デ・ブラシオ市長に呼び掛けている。
ニューヨーク市議会では23日、公立学校のランチを世帯収入に関わらず無料とする条例案が提出され、セレブシェフらはこれを支援する形で立ち上がった。
トークショーの司会も務めるレイチェル・レイさん、人気テレビ番組「トップシェフ」の審査員トム・コリッキオさんらは米紙デイリーニューズの取材に対し、「低所得世帯の子どもに学校で不快な思いをさせないために、ランチは生徒全員に無料で提供するべき」だと力説した。
この条例案によると、ランチの無料提供プログラムの総予算は年間2400万ドルで、このうち2000万ドルが市の予算として提出された。残りの400万ドルは、州と連邦からの補助金で賄う予定となっている。
これに対しデ・ブラシオ市長は「補助金は無料ランチに該当する家庭の数で決定されるため、希望の金額が承認されるかどうかは不明」と慎重な態度を取っている。
同市の公立学校に通う生徒110万人のうち、75%がランチを無料で支給されている。しかし親が不法移民のため書類提出を拒み昼食が買えない生徒や、無料ランチの列に並ぶことが恥ずかしいとして食事を抜く生徒もいるなど、根深い問題となっている。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
「世界一繁盛」のトレジョはNYのここ レジ数、従業員数は平均の3倍
-
NYの「トイレ難民」がさらに増加? スタバがトイレの無料開放を廃止
-
クイーンズ·リッジウッド、2年連続首位 NY市の「住みたい地区」トップ10
-
NYで最も家賃が高い地区は?「高級エリア」と「注目エリア」が全く異なる結果に
-
老朽化したミッドタウンが生まれ変わる、2032年に「新ポート・オーソリティ」が完全オープン
-
NYの名物料理厳選リスト 一度は食べておきたい味は?
-
新連載『夢みたニューヨーク、住んでみたら?』 Vol.5 アメリカには存在しない便利アイテム
-
スト長期化で価格上昇の懸念 港湾の供給網を寸断、品不足も
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも