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4月28日にブロンクス区で4歳の少年が謎の死を遂げた事件で、死因はねずみ駆除用に置かれた毒餌を誤って食べたことである可能性が浮上している。
調べによると、同区モリサニア地区在住のフアン・サンチェス君は27日午前11時ごろ、母親のミダリア・モラレスさん(34歳)と4人の兄弟と共に公園から帰宅した約2時間後に気分が悪くなり、顔は青ざめ、口から泡を吹いた。その後、市内の病院へ搬送され手当を受けたが、翌28日に死亡が確認された。
モラレスさんによると、アパートでは日ごろから大きなねずみが頻繁に目撃されており、半年前まで働いていたビルの管理人が入居者に毒餌を部屋に置くよう勧めていた。約2週間前にも害虫駆除業者が自宅アパートを訪れ、毒餌を置いていったという。
フアン君らは時折、大人の付き添いがなく子どもたちだけで遊びに出掛けることもあったというが、公園に毒餌が置かれていたかどうかは現時点では明らかになっていない。
フアン君が廊下に置いてあった缶入りのモルトリカーを飲んでいたと8歳の兄が母親に打ち明けたため、当初はアルコールが死因ではないかと疑われていたが、フアン君の体内からアルコールは検出されなかった。
死因については今後、検視官による綿密な検査が行われる。
モラレスさんは違法薬物の使用や育児放棄などが原因で、2003年から09年の間に保護観察所から11回指導を受けていたことが判明している。
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