ロシア演習「三陸沖でも」

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共同通信
北海道東方の太平洋で活動したロシア海軍の駆逐艦=9日(防衛省統合幕僚監部提供)

 岸信夫防衛相は10日の閣議後記者会見で、ロシア艦艇5隻を9日に北海道東方の太平洋で確認したと明らかにした。ロシア軍太平洋艦隊による大規模演習の一環とみられる。ミサイル発射に伴う航行警報が出ていることに触れ、岸氏は「今後、三陸沖でも演習を実施する可能性について、注視する必要がある」と述べ、警戒感を示した。

 岸氏は、ロシア国防省が3日以降、艦艇40隻以上、航空機約20機で演習するとしていると説明。航行警報が、千島列島周辺や日本の排他的経済水域(EEZ)を含む三陸沖に出ていると明らかにした。