GWB、来月からキャッシュレス化
料金所を撤廃、相乗り割引は終了へ
マンハッタン区とニュージャージー州のフォートリーを結ぶジョージ・ワシントン・ブリッジ(GWB)が7月10日から、料金所を撤廃し、キャッシュレス化される。イージーパス(E-ZPass)を利用していないドライバーには、後日郵送で通行料金の支払いを求める。キャッシュレス・無人化の導入により、料金所での慢性的な渋滞が解消されそうだ。NBCが9日、報じた。
橋を管理するニューヨーク・ニュージャージー港湾局(NYNJPA)は、新たな通行料金電子徴収システムを投入。車のナンバープレートを撮影することで、現金での料金徴収が不要となる。新システムでは、乗車人数を識別できないため、現在の相乗り割引プランは終了する。
GWBは世界屈指の通行量を誇り、昨年は約4千9百万台(ニューヨーク方面行き)の車両が通行した。ニュージャージー側から、ニューヨーク市に通勤、通学する人の玄関口としての役割に加え、州間高速道路95号線を走行する年間数百万台の車両が通過する。
NYNJPAはすでに、2019年にスタテン島の3本の橋で、2020年には、ホランド・トンネルで、通行料電子徴収システムを取り入れている。ニュージャージー州のウィーホーケンとマンハッタン区ミッドタウンを結び、ハドソン川下を通るリンカーン・トンネルについても、GWBと同様、今年末までにキャッシュレス化する方針だ。
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