UWS老舗カフェでセクハラ訴訟 ウエイトレス13人がMGを提訴

 アッパーウエストサイドにある老舗カフェ「カフェ・ラロ」のウエイトレスと元ウエイトレス13人が26日、同店のマネージャー、ダニエル・レイエスをセクハラ容疑でマンハッタン区連邦裁判所に提訴した。
 訴状によると、レイエス被告は「たびたび酒に酔った状態で出勤し、性的な言葉や卑猥な態度で原告側に接した」とされており、誘いを断った原告を「いやな女」「まぬけ」などと公然と呼んだりするなど、不快な言葉をかけた。また、性的なしぐさを見せつけたり、レイエス被告を言い負かしたウエイトレスにナイフを突きつけ、「殺す」と脅したという。
 さらに原告側は同店に対しても、残業代の支払いを滞納し、チップの分配を違法に強要したとして訴えを起こしている。同訴訟は、原告ひとりにつき200万ドル、賠償総額2600万ドルの集団訴訟となる見通し。
 これに対し同店とオーナーのヘイム・ラロ氏の弁護士は「同店とラロ氏は訴えを真摯に受け止めているが、訴訟内容には全く証拠がない」と述べた。
 同店は映画「ユー・ガット・メール(1998年公開)」でメグ・ライアンさんとトム・ハンクスさんが待ち合わせをした場面に使われ有名になった。