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共同通信
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自民党国防議員連盟の衛藤征士郎会長らは16日、岸信夫防衛相と防衛省で面会し、防衛技術の研究開発費を大幅に拡充し、5年以内に1兆円を確保するよう求める提言を手渡した。岸田文雄首相と松野博一官房長官にもそれぞれ会い、外交・安保政策の長期指針「国家安全保障戦略」などを改定する過程で検討するよう要請した。
首相は「非常に重要なテーマだ。重く受け止めて、前向きに取り組みたい」と応じた。岸氏も「ロシアのウクライナ侵攻では人工知能(AI)や量子技術、ドローンが戦況を決めている。安保戦略の改定で対応する」と語った。面会後、議連の佐藤正久事務局長が記者団に明らかにした。