唐辛子スプレーかけるヘイトクライム
チェルシー、アジア系女性グループが被害
マンハッタン区チェルシーで11日、アジア系女性のグループが見知らぬ女から唐辛子スプレーをかけられる事件が起きた。ニューヨークポストが14日、報じた。
ニューヨーク市出身のグラフィックデザイナー、ニコール・チェンさん(24)は11日午後6時頃、女友達3人とミートパッキング地区で開催されたフラワーショーの会場を出た後、友人の1人が14丁目と9番街あたりでバッグを失くしたことに気付いた。探しに行く方向を思案していると、近くにいた女が立ち止まり、4人に「私に嫌がらせをしている」と言った。女性らが「嫌がらせではない。歩く方向を考えているだけ」と説明したものの、女は「私に嫌がらせしようとしている」と繰り返した。
押し問答が続いた後、女は4人に向かって「国に帰れ」などと人種差別の言葉を叫び、様子を撮影しようとした女性の手から携帯電話を叩き落した。さらに、アジア系の傍観者に向かって「お前ら全員、どこから来た?ビッチを連れて帰れ」と叫んだ後、4人に唐辛子スプレーをかけ、9番街を北へ逃走。チェンさんは、目にスプレーを受けた。
女は50代、身長160センチ、体重54キロぐらい。事件当日は、派手な赤紫とオレンジ色の服を着て、赤紫色のスカーフを巻き、大きなサングラスをかけていた。事件に関する情報は、NYPD の犯罪防止ホットライン(1-800-577-8477) まで。
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