裁判員ら「子に寄り添える日を」

Published by
共同通信

 福岡県篠栗町の5歳児餓死事件で、母親碇利恵被告(40)に対する17日の判決言い渡し後の法廷で、冨田敦史裁判長は「裁判員の皆さんと話し合った内容」として「子の成長に寄り添える日を目標に、これからの日々を強く生きてほしい」と説諭した。

 冨田裁判長は「裁判員の皆さんと話し、伝えたいことがある。聞いてみたいなら話します」と碇被告に尋ね、碇被告は「聞きたいです」と応じた。

 説諭は「大切な子どもを亡くし、私たち一同お悔やみ申し上げる」と碇被告を気遣った上、「どこにいても子どもの母であることに変わりはない」と励ます内容だった。