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共同通信
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【ニューヨーク共同】17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅続落し、前日比38.29ドル安の2万9888.78ドルで取引を終えた。終値としては約1年半ぶりの安値水準。米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが景気後退を招きかねないとの懸念が根強く、リスク回避の売りが優勢となった。
朝方に発表された5月の米鉱工業生産指数の前月と比べた上昇率が市場予想を下回ったのも相場の重しとなった。一時は下げ幅が270ドルを超え、前日の急落を受けて割安感が出た銘柄が買われて上げ幅が240ドルを超える場面もあり、値動きの荒い展開となった。