ジョージア州アトランタに本拠を置くユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は12月のホリデーシーズンを前に、12月23日発送の翌日配送サービスを含む、24日直前のクリスマスギフト購入を勧めないでほしいと小売業者に協力を求めている。
これは悪天候によって配送が遅れ、当日までにギフトが届かないなどの昨年起きたトラブルへの対策によるもの。ことしは予定通りに届くよう、また余裕をもってギフト購入をするよう、セールを12月中旬に行なったり、セール日を地域によってずらしながら実施するよう働きかけている。
メーカーのゴープロカメラ社は既にこの対策を実行しており、テキサス州とフロリダ州のセール日をずらしたという。
UPSのデイビッド・アブニー最高責任者は、「同社のサービスをギフト配送の手段として使ってくれることはありがたいが、配送はイブの直前でも間に合うというような考え方を買い物客に勧めるのはやめてほしい」と話している。
多くの小売業者はギフト配送の予想数を提供していても、毎年起こる「ギフト渋滞」を防ぐ対策には至っていない。