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ブルックリン区ブッシュウイックにあるピザ屋「ロベルタ」は、開店してからの7年間ブルックリンが大きく生まれ変わる様子を眺めてきた。開店当初の客は、近辺の倉庫や工場で働く従業員や若手芸術家といった人々だったが、今や大規模なブロックパーティが毎晩開催され、マンハッタンから多くの若者が集まり、ザガットにも掲載され、著名人も訪れている。
同店のオーナーの1人、クリス・パラチーニ氏が「ウイリアムズバーグで起こっていることが、じきにブッシュウィックへ移ってくると確信していた」と言うように、ブルックリンの変貌は西から東へ、地下鉄L線に沿って移り変わってきた。
L線が新たな流行を求める若者たちを東へ東へと運ぶことで、変遷する同地区の出発地ウイリアムズバーグは、イースト川沿いに倉庫が並ぶ荒地であったが、再開発で住宅地と商業地に生まれ変わり、過去5年間で家賃も約倍になるなど大きく上昇した。今後はマンハッタン区ロウワー・イーストサイドで人気の「ミートボールショップ」や「スターバックス」が同地区への出店を予定しているという。
L線はマンハッタン区ミートパッキングの14丁目から東へ、ウイリアムズバーグ、ブッシュウイックを通りイーストニューヨークまで走る線で、2012年〜13年では市内全線でもっとも乗客数が増加。ベッドフォード・アベニュー駅は、過去5年間で利用者数が50%も増加している。
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