ロシア軍、東・南部で攻撃激化か

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共同通信
ウクライナ・チェルニヒウで、攻撃を受けた建物の前に立つ子どもら=19日(AP=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、同国の加盟を巡る問題が協議されるEU首脳会議を控え、ロシア軍が東部や南部で部隊を増強して攻撃を激化させるとの見通しを示し、警戒を呼びかけた。ロシア軍が完全制圧を目指す東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)では戦況が膠着。ジョンソン英首相は寄稿で「戦闘の長期化を覚悟しなくてはならない」との認識を示した。

 ゼレンスキー氏はビデオ声明で「今週、ウクライナをEUの加盟候補と認めるかどうか回答がある。敵の攻撃は激しくなるだろう」とし、ロシア軍が東部ハリコフ州と南部ザポロジエ州で部隊を増強しているとした。