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共同通信
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【ウィーン共同】核を非人道兵器として史上初めて違法化した核兵器禁止条約の第1回締約国会議が21日、オーストリアの首都ウィーンで始まった。唯一の戦争被爆国、日本は参加を見送った。核軍縮推進派諸国は広島、長崎の被爆者らを迎え、ロシアのウクライナ侵攻で高まる核の脅威の緩和や軍縮履行を保有国に迫り、廃絶の具体策を協議する。
条約に反発する米国などの核保有国は不参加。国連などによると70以上の国や地域が出席、世界各地で行われた核実験の被害者支援や環境汚染の回復などが主要テーマで、最終日の23日に政治声明を採択する予定。