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共同通信
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モスクワ市は22日、市内中心部にある在ロシア米大使館の住所を、ウクライナに侵攻したロシア軍が支援する東部の親ロ派の名前から取った「ドネツク人民共和国広場」に変更したと発表した。侵攻を非難し対ロ制裁を科した米国に対するロシア側の対抗措置の一環といえる。
ロシア連邦政府庁舎近くにある米大使館は従来、敷地の南側を走る通りの名前が公式の住所になっていたが、敷地西側に接する無名の広場をモスクワ市が新たに「ドネツク人民共和国広場」と命名し、同大使館所在地の新たな住所とした。モスクワ市長の公式サイトは「大使館の従来の住所は無効になった」としている。