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共同通信
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22日公示の参院選を巡り、バイデン米政権は中国の軍拡や北朝鮮の核問題などで東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、与党が勝利し、岸田政権が安定化することを望んでいる。米政府関係者は「政治的に強力で安定した政権が日本で長く続くことが望ましい」と話す。
中国の習近平指導部は、参院選を経て岸田政権が求心力を増せば、停滞する両国関係の改善に向けた交渉環境が整うとみているもようだ。ただ憲法9条改正の議論には神経をとがらせている。
韓国の尹錫悦政権は、岸田政権が勝利すれば日韓接近に批判的な保守層の反発を抑え積極姿勢に打って出られるとみて、関係改善進展を期待する。