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共同通信
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【イスタンブール共同】サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子は22日、訪問先のトルコの首都アンカラでエルドアン大統領と会談し、貿易など経済分野の連携で一致した。会談後に発表した共同声明は「新たな協力の時代を始める」とし、冷え込んでいた両国関係の修復を強調した。
エルドアン氏は低迷する国内経済の再生が課題で、サウジやアラブ首長国連邦と関係改善に取り組んできた。イスラム組織「ムスリム同胞団」への立場を巡り対立するエジプトとの外交関係正常化が次の焦点となりそうだ。
2018年にイスタンブールで起きたサウジ人記者の殺害事件ではムハンマド氏の関与が指摘された。