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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナに侵攻したロシアが完全制圧を目指す東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)では23日も激戦が続いた。ウクライナ側の死傷者は急増している。ウクライナ軍は南部で反撃に転じ、長期戦の見通しが強まる中、ゼレンスキー政権が侵攻のシグナルを見誤ったとの指摘や、軍の備えや初動を疑問視する声も出始めた。
24日で侵攻開始から4カ月。兵力で勝るロシア軍に対し、ウクライナ軍が米欧の軍事支援により善戦しているとの見方が多いものの、同軍幹部は英紙に主力兵器の砲弾を「ほぼ使い果たした」と吐露。ロシアとの火力差は10倍に上るとの見方もある。