Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米連邦最高裁は23日、拳銃を外で持ち歩くための許可証取得の条件を厳格に規定した東部ニューヨーク州法は違憲だとする判断を出した。米メディアが伝えた。他州の同様の規制にも影響するとみられる。米国では最近、乱射事件が相次ぎ発生。銃規制強化の法制定を求める声が高まっており、判断の是非が議論を呼びそうだ。
焦点となったのは100年以上前に制定されたニューヨーク州法で、拳銃を公共の場で持ち歩く許可証の取得には安全上の懸念など「正当な理由」が必要だと定めている。この規定が銃所持の権利を認めた憲法修正第2条に違反するとして、一部の州民が提訴していた。