バレー部元顧問を懲戒免職、岩手

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共同通信
生徒が自殺した岩手県立不来方高=24日午後、岩手県矢巾町

 2018年、岩手県立不来方高(矢巾町)3年の男子バレーボール部員新谷翼さん=当時(17)=が自殺した問題で、県教育委員会は24日、新谷さんに不適切な言動を繰り返したとして、当時の部顧問を懲戒免職にした。県教委によると、処分を受けたのは総合教育センターの佐々木幸浩・研修指導主事(45)。

 新谷さんは18年7月3日、自宅で亡くなっているのが見つかった。遺書に「ミスをしたら一番怒られ、必要ない、使えないと言われました」と記していた。

 県教委の第三者委員会は20年7月の報告書で、元顧問の叱責や暴言が新谷さんの絶望感や自己否定感を深め自殺の一因となったと認定した。