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共同通信
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京都大は24日、大学院理学研究科のリアンウエイ・パン元特定研究員が2008~12年に発表した計5本の論文で、添付画像を捏造したり改ざんしたりする不正を計11点確認したと発表した。画像処理ソフトを使って加工していた。元研究員は「見栄えを良くするため加工するのは悪いと思っていなかった」と話しているという。
京大は、不正は画像の見栄えを良くする以外に理由が見当たらないものなどで、論文の結論自体に影響はないとしている。
京大によると、20年11月に不正を指摘する通報があり、調査を開始。元研究員が京大在職中に図の作製に関わった論文7本を調べた。